高速道路1000円
カップラーメン400円くらいかな。の麻生首相が考えた。緊急経済対策の一つが、高速道路を1000円にする案だった。民主党の高速料金をただにする案のパクリ。と言われている。ただ乗り案にも驚いたが、麻生氏の案ほどトンチンカンな提案は数少ないだろう。100年に一度の経済危機と認識しているそうだ。確かにそうだ。日本経済は本質的に曲がり角に来ている。この先の経済の成り行きは今での延長ではない。と言う事はだんだん見えてきている。この100年に一度の経済対策が、日曜のETC装着乗用車、高速道路1000円。何という不幸な時代に突入したことか。リーダーに恵まれない悲惨な日本なのだろう。投げ出し総理が続いたかと思えば、今度は、トンチンカン総理だ。京都議定書はどうなった。CO2削減は忘れたか。高速道路を乗り放題にして遊びに行けとは、開いた口がふさがらない。
遠出の旅行もたまにはいい。しかし、100年に一度の経済危機に際して提案するようなことなのか。「大いに遊んでください。」これが政府のメッセージでいいのか。消費の拡大をすることが、経済を活性化することだ。この考えがそもそも間違っていた為に、サブプライムローン問題が起きたのだ。無理にお金を貸してまで、消費を拡大する。そのことで確かに利益を上げる産業はあるだろう。しかしその付けは、支払う人間に必ず回ってくる。いつかは焦げ付く。借金があるから頑張って働くと言う人も居るだろう。しかし大半の庶民は、堅実に貯蓄をしてある程度貯めて、普通のローンが組める段階で家を建てる。こう言うあり方を奨励するのが政府が考えることだ。つまり、麻生氏には理念と言うものがない。経済さえ活性化できれば、どんな手段でもかまわない。今日本のリーダーに必要なことは、日本をどんな国にすべきかの方向性を示すことだろう。
ガソリン税の事。道路特定財源の事、何にも本質的に片付けようとしないで、何故、高速料金を少々いじくることが、経済対策なのだ。もしやるなら、トラック輸送のほうだろう。これを楽にして、日本の経済の活発化を図ると言うなら、それはそれで意味がある。その意味では民主党案の方がまだ増しだ。深く考えれば高速道路など、無駄に作ったことが失敗だ。失敗の穴埋めだから、良い案はない。将来展望が甘かった。アクアラインなどいらない。本四架橋だって1本しか作れないところだ。そうした無駄遣いの付けが、道路公団の大きな借金だ。採算が取れないようなものを作る必要はなかった。特に第2東名の無駄は目に余る。話が脱線した、さらに定額減税。減税をやる状況にない。2兆円あるなら、100年に一度の経済の危機的状況に対する、展望のある使い方をすべきだ。日本がどの方向に行くか、指し示すための、米100俵にすべきだ。そうだ、100票の方にしたいんだな。
これから世界経済は下降線を描き、混乱を続け、食糧危機に到る。日本人の食糧をどのように確保するか。このことに2兆円は使うのが一番の将来投資だ。合理的な食糧生産体制の構築には、民間の力だけでは、短い採算性だけでは不可能なことだ。法の改正も必要。農地の整理確保が、不可欠になる。無秩序に開発された、住宅や工場との混在。道路による農地の分断。水資源の工業優先利用。こうした不合理が、日本農業の基盤を衰退させた。農業が国の基礎に成るとの思想に基づき、大改革を行ってもらいたい。小泉氏はアメリカにそそのかされ、グローバリズムや、郵政民営化、自給競争の拡大。結局はそのアメリカで国営化の時代が始まっている。アメリカの自動車会社が国家補助を受けて、自由競争という訳にはいかない。結局アメリカの主張してきた正義は、自分の都合の良い正義なのだ。
昨日の自給作業:トマトなどの片付け1時間、田んぼ周辺の掃除:1時間牛蒡堀など1時間 累計時間:6時間