9月29日ののぼたん農園
ノボタン
ワカバ
サクラ
水牛たちはC放牧地にいる。C放牧地は一番広い放牧地で1$33CAぐらいある。久しぶりに水牛を入れた。水牛は一番奥の下の方にある池に一日中入っている。餌を食べるときにだけ出てくる。暑い時には水から出られないのかも知れない。C放牧地はあまり日陰がない。
3頭は今は序列が着いたので、仲良くやっている。そのうちノボタンが大きくなって、雄だから一番強くなるのだと思うが、3歳ぐらいまでは大きさでかなわないだろう。ノボタンは気が弱いので、大きくなってもリーダーにはならないかも知れない。
ノボタンは本来であれば、雄なので竹富島に帰る約束だった。ところが竹富島の水牛車の会社が営業休止になってしまい、再開の目途が立たないまま、のぼたん農園の水牛と言うことになった。将来、営業再開の時にはまた声がかかるかも知れないが、その時のことはまたその時考えようと思う。
3番田んぼの3期目のひこばえ
4番田んぼの3期目のひこばえ
5番田んぼのそのままにしてある、ひこばえ2期作。
2番田んぼの3期目のひこばえ
田植えをした台光の1田んぼ
ひこばえは2期目よりは元気で成長している。理由はよく分からないが、3期目は割合順調な生育である。やはりいくらか夏の強烈な暑さが終わってきた成果も知れない。3期目は収穫があるのか、無いのかは分からないが、ともかく様子だけを見たいと思っている。
日本でひこばえの連続栽培の可能性があるのは、石垣島と西表島と与那国島だけだろう。13度以上の気温のところで無ければ、稲は枯れる。石垣島ではよほどのことがなければ、15度よりも下がらない。この気温なら可能と言うことは分かった。
ひこばえ農法でしっかりしたお米を収穫するためには、栽培方法がかなり難しいという感じがしている。出来ないことは無いが、連続栽培なのでかなり肥料分を必要とする。その肥料分を化学肥料を使わないで、どうやって加えて行くかが問題になる。
もう一つは根の問題である。根の状態に問題が出るようだ。一期作が終わったときに、一度田んぼの土壌を乾かして、根も再生させる技術が必要な気がする。7番田んぼでは、水が足りなくなり稲が弱ったのだが、それが後から良い結果になり、一番の収穫であり、お米も中では一番良かった。
どの段階で田んぼを乾かすことが根を再生させるか。稲刈り前2週間。稲刈り後2週間。あるいはひこばえが再生してから、刈り戻すタイミングで、2週間程度乾かす。乾かして土壌にヒビを入れて、酸素を供給する必要がある。
水を戻すタイミングに堆肥の投入が効果的なようだ。この量を増やしてみる必要があるかも知れない。また、1番田んぼの台光のように、8月播種出はじめて、12月収穫でそこでひこばえを育てると言うことも、良いサイクルになるかも知れない。
寒い時期に出てくるひこばえが、どんな形の成長になるのかは今後の課題になるだろう。特に何枚葉がでてきて、大きな葉がでるものか観察を続けたい。収量よりも大きな粒張りのお米を目指すとすると、補肥を与えるタイミングを探らなければならない。
補肥は幼穂形成期に与えることが効果的なのだから、蘖が出てからすぐに追肥して行くことが必要になる。今まで追肥が足りていなかった。もっと頻繁に肥料を入れるべきだろう。一度狭い範囲に、週に一回ぐらい追肥をしてみて、比較検討する必要がある。