206 水彩画 日曜展示
206 水彩画 日曜展示
449「樹木」
2024.4
450「リンコステリス」
2024.4
451「稲出穂」
2024.4
452「根府川」
2024.4
453「酔仙島」
2024.4
454「のぼたん農園」
2024.4
455「トスカーナ」
2024.4
田んぼのネット張りの毎日だったのだが、絵は描いていた。一休みするとがぜん絵が描きたくなる。休憩しに車に戻ると、絵を見る。絵を見ると絵が描いてくれと言っている。さっきまで見えていなかったことが、見えて来る。農作業をしていて眼が洗われている。
農作業をしていると、絵のことを完全に忘れている。絵のあれこれを思い出すことは全くない。只管打農なのだろう。農作業は没頭できる。だから千日回峰行なのだろうが、こっちは食べるものを生産しているのだ。これを食べなければ死ぬのだ。担当を持ち歩いては居なくても、必ずそうなるのが自給農だ。
絵はどうなのだろう。絵をよく見てみるしかない。これがを描いたのは私のすべてなのだ。この絵を計ってみたところで意味は無い。これからもただただ絵を描いてみるつもりだ。この絵が何かであるなど考えることも無く、描いてゆく。大学の時に一緒に美術をやった友人の坪田さんが死んだ。何か一つ、自分から消えたものがある。