のぼたん農園の2024年の田植え始まる。
まず、1番田んぼの台光種が収穫が近づいている。大分鳥に食べられているので、そろそろ稲刈りをしなければならないのだが、先ずは田植えを優先している。田植えが終わり次第、台光の稲刈りをしたい。それなりに出来ている場所がある。でも、まったく出来ていない場所もある。
今年ののぼたん農園の田植えは1月6日の苗取りから始まった。種は11末に浸種。12月3日に苗代への種まき。そして5週間の育苗で、5葉期前後の苗を6日に苗取りを初めた。6名で行い2時間ほどで苗取りは終わった。苗箱でに7割ぐらいで8枚あった。2枚の田んぼ分を終わった。
7日の朝9時に、4番田んぼの線引きから始めた。渡部さんの線引きがすごく上手く成っていて、こんなにまっすぐな線は過去無かったほどの出来になった。水はなかなか引かなかった。何度も代掻きをした。畦塗りもした。水牛を使い、田んぼの土を均した。最後に田んぼの水を浅くして、仕上げにトンボを使い水面にでる場所が無くなるまでならした。その結果水持ちが良くなった。
3番田んぼの田植えが終わり、水を入れた。翌朝の写真。
3年目にして、見た目はかなり整備された田んぼらしいものになってきた。周囲に風よけのために単管が打ち付けてある。田植えが終わったらば、防風ネットを張る為に5m置きに打った。写真は田植えが終わり、防風ネットを張った様子。石垣では1月2月に強い北東の風が吹き続けて、風で苗が白化して枯れてしまうことがある。
今年は畦塗りもした。田んぼを水牛で均し、トンボを使って仕上げた。田んぼ全体の均平は3センチ以内に収まっている。できるだけ、入水口から排水口に向かって、下がって行くようにしている。田んぼの水は田植えの2日前に抜き始めたのだが、なかなか水が引かない。
随分前よりも水持ちが良くなっている。水持ちは良いとしても、石はまだすごい。今年もかなり石は拾ったのだが、それでも田んぼを均していると大きな石が出てくる。のぼたん農園の田んぼではまだまだこれから着くって行かなければならない所は、土壌だ。田んぼの土にまだなっては居ない。まだ2年だ。牧場だった土壌が田んぼ土壌になるには少なくとも5年はかかる。
2番田んぼの苗代である。手前がユガフモチ。奧がミルキーサマー。苗は6週目に入っている。13日が次の田植えで、5.5葉期ぐらいで一番良い大きさではないかと思う。ミルキーサマーの方が、生育はいくらか早いようだ。12月の苗作りで成功した。
今朝の気温は18度である。稲の種を苗代に蒔いてから、毎朝の気温を確認しているが、13度が一度、14度が1度あっただけだ。後は15度以上必ずあった。小田原の5月の苗作りの時より暖かい。穴あきトンネルもいらない。
今年が特別という気もしない。今年の冬は暖かいと皆さんが言われるが、石垣に来て4年、毎朝の気温を見ているがだいたい例年通りと考えて良い。12月はじめの種まきでに苗を育てるのは、良い判断だったと思う。前半日照不足傾向があったが、後半追いついた感じがする。
4番田んぼの田植え翌朝の写真。
畦塗りをして良く分かった。まだ砂礫質の土壌だ。小石や砂がジャリジャリしていて、トロトロ層が出来ていない。年度のように見えても、強い粘りはない。石拾いは繰返し行っているのだが、まだ15センチくらいの石がいくらでも出てくる。本当に石垣崎枝は石の多い土壌だ。
今年も田植えをしてみて、黄色くなってくる部分はあるはずだ。中間部分の山側である。この辺りはどの田んぼも石の層を削って作った場所だ。去年よりは良いと思うが、まだ田んぼらしい粘土質の耕土がない。すぐに石層になってしまう。水牛均しの際に、まるで河原を歩くようだった。がっかりである。
当然腐植がまだまだ足りない。もっと腐植を入れて行く必要があるだろう。藁や落ち葉堆肥を入れたい。田んぼが落ち着いてきたら、今年こそ一度山から取ってきて入れてみよう。「よみがえり」堆肥の追肥を適時に入れるようにしたい。近い内に買いに行っておく。
今年は東西方向に40センチ間隔南北方向の30センチ間隔の稲の植え付け間隔にした。日照を考えたらその方が有効ではないかと渡部さんが言われて、取り入れることにした。丁度線引きも、30センチ巾と40センチ幅が在ったので、好都合だった。
2番6番7番田んぼの田植えが、13日と14日になる。苗取りは6番と7番のミルキーサマーが11日になる。この日には田んぼの均しも行う。均しが終わり水を抜いて、線が引けるまでには1日以上かかるから、13日に線引きをして、田植えになりそうだ。
2番田んぼも出来れば13日までに苗取りをしたいから、人手があれば苗取りは、11日に餅米のユガフモチの分までやってしまう方が良いと考えている。田んぼの均しをしてから、線引きをする。13日に田植えをするならば、均し線引きはどうしても11日に終わりたい。
写真が6番田んぼで、この後均しを終わらせた。結構大変だった。それでもやっと終わった。この後7番田んぼの均しに入った。半分ぐらいまでで終わりにした。腕が疲れたのでここまで。今日は雨が降るので、水位が変る。昨日終わらせたかったが仕方がない。
問題は水の回し方の手順がある。水が最小限しかないから、ぎりぎりに回して行くほかない。どこの田んぼから水を落とすのか、また入れるのかの手順が必要になる。2番田んぼが苗代で、田植えには子供会などが参加して行うので、13日、14日と決まっている。
やはり13日に田植えをするには、11日に苗取りをする。田んぼ均しは9日に終わらなければならない。11日にすべての苗取りを終わるには、6人以上の参加で半日かかる。平日で難しいところもある。この場合変更をして、状況に合わせて、苗取りを優先する。