石垣島で田んぼが見つかりました。
5月16日田んぼを貸してくれることが決まりました。2期作目1回だけ貸してくれると言うことです。私たちが探すことで苦労していることを見るに見かねて、貸してくれることになりました。有り難いことです。
4月18日田んぼの地主さんから、田んぼを貸せないことになったという連絡があった。こういうことは時にあることだ。貸すことに一度しても、家族内や親戚筋から異論などが出ると言うことは珍しくない。田んぼという物はただの農地ではないのだから、仕方のないことである。
他を借りるために、午後歩き回った。農業委員会にも出かけてみた。田んぼを貸すと言う話が無いわけではないようだ。今度は少し時間をかけて行うことにしたい。石垣の田んぼに関する貸借の感覚がまだつかめていない。確かに耕作放棄地があるが、不在地主であるとか、石垣島特有の事情もあるらしい。
田んぼの基盤整備がほぼ完ぺきに進んでいる。これは小田原周辺とは大違いである。農業関連の整備費が神奈川県よりもかなり潤沢なのだろう。どこの田んぼも弁を開ければ水が出るという状態である。その分水の費用は反当り1万円ぐらい必要と聞いた。
ダメになってから、ここはどうかという話もいくつかあったのだが、今は信頼できる方から、次の2期作の間だけは使ったらどうかという話になった。あまりに探してはダメになるので、見るに見かねてともかく2期作の期間作らせてやるという、親切な申し出を頂いた。
人が32名以上参加したいと言っているのに、やらない訳にもいかないだろうという状況を察してのことである。その後もぽつぽつ申し込みがあるので、ともかく一度顔併せての打ち合わせをして、参加者の最終確認をしなければならない。
小田原に居て少し歯がゆかったのだが、石垣島の田んぼのことを頭の中で構想した。かなり不確定な予定表であるが、次の田んぼでも使えることでもあるし、新しく田んぼを始める人に、田んぼを始めるのは田んぼ探しでもあると言うことで、参考になると思うので、考えていることを公表して行こうかと思う。
1,6月19日か20日、田んぼ参加者の決定と方針のとりまとめ。
現状では自給には人数が多すぎる。田んぼを広げるか。今回の2期作目は自給までは行かない試行の田んぼとして、有機農業の田んぼ勉強会としたいと思う。
2,お米は反収4俵(石垣島の二期作目の平均的収量)が目標として、1反であれば、240キロ。30人であれば、8キロとなる。二期作目なので、先ずは田んぼの様子を知るための耕作になるのではないか。
3,来年春からの1期作の耕作が本格的な取り組みになると考える。
毎年かかる消耗品費用として
地代、年15000円2分の1でいいのか。 作業委託した場合、荒起こし・代掻き、稲刈り。4万円。種籾4キロ2000円、米ぬか10袋 3000円、ビールかす2000円?、ガソリン5000円
75000÷30人=2500円・・・勉強会参加費としたらどうだろうか。
備品費用、購入品は10年で分割して負担予算20万?(笹村立て替え)これは本格的な田んぼを借りて、活動が始まってからのことにする。
田んぼ整備費10万円。田んぼグループとしての 必要な備品・・・コロガシ除草機18500円×二台、鳥追いカイト3600円×二個、ダンポール25本2500円。鳥よけネット50メートル8226円。水牛による耕耘の器具50000円くらいか。ブルーシート1500円×2枚。コンバイン袋50枚10000円。トンボ2台5000円。物置をどうするか、材料費は。土壌調査費2000円?
1年2万円×10年償還と計算する。半期1万円。
個人の持ち物・・・田んぼ靴あるいは靴下2枚重ね(長靴不可)、作業手袋、帽子、日射病予防、水筒、タオル、長袖服、長ズボン、いずれも汚れても良いもの、マスク、サングラス、日によってはお弁当,お菓子。
現在想定している作業の日程
最初土曜日を設定しましたが、日曜日で無ければ参加できないという方がおられたので、日曜日に変更しました。
①6月15日石垣に戻る。可能な人がいれば15日から田んぼ準備始める。すでにぼかし肥料を作り始めている。水牛の代掻きの道具と鞍の制作をしている。
②6月20日(日) 9時から 一回目の作業日にする。周辺の整備 草刈り、水の取り入れ口の整備など。苗代を作る。苗代部分の荒起こし。畦作り。1メートル幅。長さ20メートル。シャベル、あるいは鍬など。草刈り機。ある道具を持参で参加して貰う。
③6月27日(日)肥料撒き田んぼ水入れ。苗代畦作り、水を入れて苗床の代掻き。川の水に,ネットに入れた2キロの種籾を漬ける。
④7月4日(日)苗床の種まき。1メートルに100グラム。20メートルで2キロ。蒔いたならば、防鳥ネット張り。ネットとダンポール
⑤7月25日
(日)田植え予定。23日(金)に苗取りと田んぼ代掻き。24日田んぼ線引き。水牛を使うので、やってみないと分からない部分がある。苗の生長によっては8月1日に成る可能性もある。鷹の凧を飛ばす。
(日)田植え予定。23日(金)に苗取りと田んぼ代掻き。24日田んぼ線引き。水牛を使うので、やってみないと分からない部分がある。苗の生長によっては8月1日に成る可能性もある。鷹の凧を飛ばす。
⑥8月1日(日)からコロガシ。8センチ以上の深水管理。
⑦草取りコロガシを継続する。
⑧9月5日種まき9週目の生育診断。
⑨9月12日前後補肥の予定。
田んぼ参加者の皆さんへ
改めて干川さんが新しい田んぼを見つけてくれました。場所はシーラ原の条件の良い田んぼです。今回、半期だけ特別な好意でお貸し下さいました。
田んぼ勉強会の参加者の条件
今回は自給の田んぼとはしません。1反5畝に30人を超えた人数では自給には成りません。又半期だけと言うこともあるので、田んぼ勉強会とします。参加者は出欠表を付けて貰います。それによって出来たお米は配分をします。
1,真剣に田んぼに取り組むことが参加条件です。出来る出来ないではありません。農家の方の真剣な生産の場である田んぼです。農家の方に認めてもらえるような本気の気持ちのある方のみで行います。子供の参加もかまいませんが、親が自分が本気で働く姿を子供に見て貰うということです。子供に体験させたいので、自分は見ているという人は参加をお断りします。
2,作業予定日は土曜日を基本としますが、天候によっては日曜日に移動を行います。土日、無理な方も平日参加出来きるように、平日の作業日も設けます。また、天候と作業内容によっては,とつぜんやらざるえない場合も出てきます。
3,笹村は石垣にいるときには毎日必ず田んぼに行きます。勉強をしたい人はその時間に併せて田んぼに来て下さい。参加メンバーには田んぼの様子は随時メールで写真を送ります。