自民/公明党の堕落
やっぱり嘘だった。全部嘘だったのだ。銀座のクラブで夜中まで飲んだのは自民党の衆議院議員3名のはしご酒だった。こんな子供だましの嘘をつくとは余りにくだらなすぎて、ブログに書くのもはばかれる事件だ。国会議員がこれではもう日本はダメなのかと思わざる得ない。
菅氏が得意とすると言われる人事による人間操作が、何の力もないことが露呈した。菅氏がなめられているのが自民党の実態なのである。大きな組織を運営するためには、小賢しい人事だけでは人間は動かせないと言うことだ。人間的な魅力がなければ人はついて行かない。
緊急事態宣言が一ヶ月延長になった。一ヶ月前責任を持って収束させると宣言を発令した。しかしこの対応ではダメだとみていた。そう考えた人が多かったと思う。次の一ヶ月は事業者にはとどめを刺すようなことにならなければ良いが。
緊急事態最中の議員のクラブ活動の背景にあるものを考えると、黙っていられないものがある。この緊急事態に国会議員として余りにひどすぎる。こんな国会議員の精神的な堕落を生み出したのはアベ長期政権である。憲政史上最悪の政権として名を残すことだろう。
日本の政治を堕落させたのはアベ長期政権だ。あれほどデタラメをして、しかも何の成果も生み出さないにもかかわらずの長期政権であった。何をやっても選挙で勝てば良いと言うことだったのだろう。身体を壊したと言うことで、二度目の総理大臣の辞任であった。
アベ氏の嘘のおかげで官僚が自殺に追い込まれたことがあった。嘘は罪の重いものになる。このまるで幼稚な嘘はどうかと思う。巧みな嘘なら良いというわけではないが、何故銀座のクラブ通いがばれないと思っているのだろう。必ず全貌が出てくると思わない方がおかしい。裏での抑える画策が水泡に帰したと言うことか。
あからさまな嘘でも突き通せばなんとかなるという先例を総理大臣自らが残した。こうして正義というものが存在しない政治になった。秘書は有罪には成ったが、当人は相変わらず、秘書の責任だで押し通しておとがめなしである。アベ氏を忖度している内に、自民党の政治家の頭の回転が悪くなったのだろうか。
日本が衰えたから、こうした政治になったのか。ひどい政治家のせいで日本が衰えたのか。ここまでひどくなったのは福島原発事故以来のことではないかと思われる。あのときに日本は道を間違えた気がする。日本人が政治の選択を間違えた。
気持ちが切羽詰まり、背に腹は代えられないと一番大切なもの、公の正義を捨てたとも言える。拝金主義の蔓延である。能力主義が正義に変わった。その結果、階級が生まれてきた匂いがする。上の者がなんとかしてくれる依存意識である。
政治は現実に押し流されて、理想を求めることを止めた。選挙で原発推進の自民党を選んでしまった。おいて行かれそうな日本に焦ってしまったのではないか。日本が国の進むべき道に目覚める良い機会を逃したのだ。アベノミクスを選択した日本人の愚かさを恨む。
本来であれば、今こそコロナで目覚めなければならない日本人である。経済競争だけではダメなのだと気付かなければ、日本はさらに衰退する。コロナ程度でまだ良かったという日が来るはずだ。
お上がなんとかしてくれるに乗っていてはダメなのだ。他人に依存していないで、自分の生き方で頑張るほかない。足下から地道に生活を変えるほかない。先ずは食糧の自給から始めることだ。次の危機に備える必要がある。もう政府に期待など出来ないことがよくよく分かったではないか。
有権者は嘘をつくようなアベ氏のような悪いやつでも、自分の生活を安易に楽にしてくれるようにみえる政治家が良いという選択をしているのだろう。その結果政治には正義の観念が失われた。頭の黒い猫でも、白い猫でもネズミを捕れば良い猫だ。
野党がダメだと言われる一番の原因は、経済政策がダメだと言うことにある。経済をよくしてくれる印象が野党にはない。正義は見えているのだから、野党の具体性のある経済政策が聞きたい。日本経済を立て直してくれるのは、やはり財界と結びついた自民党だと思い込まされている。
全くそんなことはない。自民党がこれ以上アベノミクスにこだわっていれば、世界恐慌に巻き込まれることになる。政府が買い続けている株が暴落する日は来る。円が価値を下げる日が来るだろう。日銀が逃げる、最後のチャンス来ている。
ところがアベのミックスという、新自由主義経済教の信者たちは何を信じているのか、暴走を続けている。有能な大企業に依存すれば、世界との競争に勝てるという幻影である。その大企業は新産業の創出には目をつぶり、自己利益に終始して、資本を内部留保するばかりであった。もう日本人のための企業などないと思った方が良い。
こうした社会背景のもとに、まるで良い就職先を選択するように、政党を選ぶ、名誉欲だけの政治家が実に多くになった。何か日本の為にやりたいことがあり、政治家になるわけではない。夜のクラブで羽振りがきくから政治家になったのだろう。
依然小田原の議員が、始めて選挙に出たとき何がやりたいのか。という質問を受けて、当選してから充分考えさせて貰うと答えていた。衆議員議員になりたいだけらしいと見えた。結局今ホームページを見ても具体的な国家観がない。忖度の巧みな議員が選別試験に合格して自民党という集団に入るようになった。
公明党の遠藤氏も同様な例だ。いったい、この公明党のホープはどこで腐ったのか。創価高校、創価大学、比例代表に選ばれ公明党議員として順調に出世の道を歩んできた。一番嫌いな公明党ではあるが、まさか秘書のキャバクラ通いを政治資金でやるほどのていたらくとは思わなかった。秘書と言うが本当なのだろうか。もちろん銀座のクラブなら良いというわけでもない。
公明党の清潔さの売りはもうこれで消滅した。長年自民党にへばりついている間に、政界の泥に染まったというのはこういう人のことだろう。偉い先生になることで正義よりも、欲望に従うようになったのだ。公明党がどこまで劣化したかの見本である。
公明党の自民党忖度が日本をだめにしていると言うことだ。孔明とに正義があるのならば、こんな生え抜きの議員を生み出すはずがない。公明党が日本の政治をどれだけだめにしているのか。公明党は自分が生き残るために、党是を捨てたのだ。これでは議員がダメになるはずだ。