自公衆議院議員と銀座のクラブ

   



 自民党国対委員長代理の松本純議員は、18日夜、銀座のクラブをハシゴ。(週刊新潮)公明党幹事長代理の遠山清彦議員は、22日深夜まで、銀座の高級クラブで過ごした。(週刊文春)

 いったいこのコロナ緊急事態時に、どうしたことかと思う。議員という人の考え方は実に特殊なものになっている。議員ともなると肝が据わっている。このコロナが蔓延している中で、銀座のクラブで夜中まで飲んでいられるのだ。飲んではいなかったと弁解はしているが、嘘だと思う。

 わたしはコロナが不安で、レストランで落ち着いて食べれない心境だ。総理大臣が暮れに老人で大勢の忘年会をして、記者会見で国民に謝ったことをもう忘れたらしい。どうも議員という人は特権階級になってしまい、普通の人の意識を忘れる。先日は石破茂氏がやはり9人でふぐ料理を食べていて謝罪したばかりだ。いずれもまともな神経の人達とは思えない。

 これが日本の与党の国会議員がやらかしていることだ。29名もの人がコロナで自宅で死んでいる。医療崩壊で入院も出来ずに自宅で突然悪化して、亡くなられているのだ。過去に例のない悲惨な悲しい出来事が続く中での、深夜までのクラブだ。

 政府は八時以降不要不急の外出もするなと要請している。それでも出歩く人があまり減らない。緊急事態宣言の効果が上がらないので延長すると言われている。医療崩壊が起きていて、医療関係者から悲鳴が上がっている。国民は自粛疲れで我慢が出来なくなっている。この困り果てた状況で、国会議員のこの不始末の連続はなんたることかとおもう。別世界の人達である。

 見つからなければ大丈夫だとでも思っているのだろうか。あるいは自分たちは別格とでも考えているのだろうか。たぶん上級人種意識であろう。いずれにしても神経がまともな人とは思えない。頭のどこかが常人とは違う。

 二階氏によると国会議員の会食は食事を食べるわけではないと言い放っている。密談をするなら事務所でやればいい。年寄は家にいる方が良いのだ。野良犬の群れ同士のようなもので、お互いの匂いを嗅ぎ合わないとまずいのだろう。ヤクザと大差ない人達だ。

 石破氏など日ごろ偉そうなことを発言しているが、国の事をあれこれ言う前に我が身を省みて、しばらく黙っていろと言いたい。私ごときでも、こういうことを書いて、公開する以上それなりの覚悟をしている。レストランで食事をしたことはこの一年無い。ソーキそばぐらいは食べたいが我慢している。

 緊急事態宣言下でも、高級クラブやふぐ料理店に出かけて行くと言うことは、日ごろ国会議員というのはどんな暮らしをしているのだろうか。えらく庶民とはかけ離れた暮らしをしているに違いない。異常な日常を過ごしているうちに、庶民的な神経が麻痺してしまっているのだろう。

 上級国民という言葉が出てきている。国会議員というものこそ、下級国民感覚でいなければいけない仕事だ。一種のステイタスになり、もう私たちとは違う世界の人間のつもりでいるのだろうか。もしそうだとしたら大間違いだ。
 国会議員でいるということは国民の代理となって、公僕となり社会のために働くと言うことではないのか。そのために多額の給与を貰っているのだ。クラブ通いの経費ではない。たぶんこう言う費用も政治資金として国民の税金が出費されているのだ。

 代表を委託して一票を投じた国民が、自粛で我慢の日々を送っている。しかも医療崩壊が起きて、コロナに感染をしても病院に入院できない人が何千人といるのだ。医療関係者は我が身の危険も感じながら、今の今も必死の努力をしてくれている。それを思うと自粛する気持ちになる。この状況に国会議員はもっと責任を感じて貰わなければならない。

 感染して入院を拒否したら、刑務所に入れられる。しかし、入院したくても出来ないのが実用である。これが医療刑務所に入れられるのであれば、家にいて死ぬよりましかもしれない。たとえ、普通の刑務所であっても、個室で食事付きなら、家に一人でいるよりはましと言うことかと思う。

 他の病気で入院していた人が、病院でコロナが確認された。その病院はコロナに対応していないというので、救急車で運ばれた先がなんと自宅だったというのだ。冗談にもならない地獄だ。一方で、コロナ感染した石原衆議院議員は症状のないにもかかわらず、すぐ入院させて貰っている。

 どう考えても国会議員は特別扱いと言うことらしい。特別ではなかった。当たり前の扱いを受けられている。一般の国民が地獄扱いと言うことだ。間違っても感染しないように、年寄は気をつけなければならない。今日は病院に行く日だが止めにした。緑内障で出来るのは確認だけだ。

 もっとも驚いたことは公明党の国会議員についてである。まさか公明党議員が自民党並になっているとは思わなかった。公明党は忖度政党で嫌いな政党だが、行動の節度に関してはまともな人達だと思っていた。汚職を一バンしないと聞いたことがある。

 「遠山きよひこ財務副大臣として一律一人10万円の給付を盛り込んだ緊急経済対策の成立に尽力した。これからも、国民の暮らしを守るために走り続けます。」このようにホームページに書いている。銀座のクラブを走り回っているらしい。

 神奈川県6区に鞍替えして衆議院選挙に出る。間違っても投票してはならない。この人は創価大学出身で公明党のホープと言われている。いったい創価大学で何を学んだのだろう。宗教政党の意味が分かっているのだろうか。仏教の心のことは学ばなかったのだろうか。

 創価学会は生命の尊厳を説く仏法哲理を基調として、豊かな文化、人間性あふれる教育の創造を推進し、人類社会の向上に貢献することを目的としています。とある。遠山議員には潔く辞職するなどと言わず、公明党議員として止まって貰いたい。そうすれば、選挙で公明党の票が10%ぐらいは減るだろう。是非貢献して欲しい。

 緊急事態宣言の中、公明党議員が夜中に銀座のクラブに出歩くなどあり得ないことだと思っていた、私の認識が甘かった。もう公明党は完全におかしくなっている。長年の与党にへつらっている内に、忖度だけがうまくなり、肝心の政治の目的を見失っている。

 今や平和の党のはずが、武力容認の党に変わっている。石垣島では自衛隊ミサイル基地の建設に賛成なのだ。この基地は敵基地先制攻撃のための基地を予定している。選挙前は曖昧に反対を主張していたが、市会議員になったら自衛隊基地推進に変わってしまった。しかも住民投票を行うことにも反対している。

 コロナは国民が心を合わせることだけが、撲滅できる方法である。その中で連続しての衆議院議員の掟破りだ。この様子ではコロナに追い詰められると覚悟しなければならない。オリンピックが出来なかった暁には、こうした国会議員には責任を取ってもらおうではないか。

 - Peace Cafe