3月5日ののぼたん農園
わかばが居ないので、寂しい二人。その分人間には寄ってくる。
のぼたん農園ではA放牧地を畑にした。理由はネズミノオが広がってしまい、牧草が負けてしまったのだ。A放牧地に水牛を放牧しても食べる草が大してないと言うことになった。ネズミノオは水牛は全く食べない。これを取り除くために以前ユンボで掘り起こした。
一度すべてのネズミノオを掘り起こしたにもかかわらず、すぐ再生してきて以前よりもひどい状態になってしまったのだ。除草剤は使うわけにはいかないし、どうしたら良いか、あれこれ考えあぐねたすえに、思いついたのがしばらく畑にして管理することだった。
畑であれば、管理がある程度出来る。管理を続けている間にネズミノオが出なくなると考えている。苦肉の策であるが、災い転じて福となすで、トラックターでなんとか耕耘して、ネズミノオの根を砕くことが出来たのだ。乾く度に5回繰返し耕耘していたら、何とか弱まったようだ。畑になるところまで来た。
まず2月29日に、サクラでスキを使い、サトウキビを植える溝を掘った。大変だったが何とか出来た。3月1日に「よみがえり」を蒔いた。2日に福仲先生の畑から、サトウキビの植え付けの為に苗にする株を頂いた。そして、午後に3人でサトウキビを植え付けた。
5日に大豆畑の播種を行った。新しい大豆の種の試験と、小糸在来種の再挑戦で、1反ほどの畑に半分ずつ播種した。播種には4人で、2時間ほどかかった。ゴンベイの一粒用で、2枠飛ばし。土の状態は悪くないが、肥料は無い新しく開墾した畑なので、よみがえり堆肥を400キロ入れた。
台中65号の直播きの部分。30年前までは石垣の奨励品種で、皆さんが作っていたもの。それがほとんど見つからない状態である。いねはしょうれいひんしゅでなくなると、品種そのものが消えてしまう。農家による種子保存と言うことを考えて行く必要がある。
あかうきくさの様子。アカウククサの植生はまだ分からないが、何とか栽培できるようにしなければならない。どういう状態だ増えるのか、どういう状態だと消えてしまうのか。消えるときは2,3日で全くなくなる。それでも肥料には成ったのだと期待はしている。
季節に関係なく、一年中増えたり減ったりしている。肥料が足りないと減るような感じはする。特にバットグアノを入れたら増えたので、リン肥料が影響するようだ。今のところ、昨年よりは増加してくれている。
ひこばえの周りにはあかうきくさが広がっている。バットグアノを撒いてみた田んぼだ。まだひこばえに元気の無い株がある。肥料も足りないかも知れない。コロガシをもう少しやりたい。
2番田んぼ。品種はユガフモチ。生育してきた。一安心である。ここは苗代をやった田んぼなので、みぎがわ1m位は肥料分が多いはずなのだが、意外にその影響は出ていない。またあかうきくさが広がらないのも少し不思議な気がする。
3番田んぼ。品種はミルキーサマーでかなり生育をしてきた。40センチ畝間があるが、水面が見えなくなってきた。10葉期で15分ゲツくらいか。生育には少しムラがある。今の調子で行けば、15枚葉がでてくれそうな気がしてきた。
4番田んぼ。ミルキーサマーの一番生育の良い田んぼ。背丈も一番大きい。11葉期には成った。3番田んぼよりも1週間分早い成長だ。肥料が十分あったことと、代掻き7回。コロガシを10回もやった成果が出てきている。雑草も出てきているが、すべて取り除いている。
5番田んぼ。向こう側の奥の方に
、ミルキーサマーが60㎝角で植えられている。まだ成長は余りしていない。ここは不耕起でコロガシだけで耕作している。
、ミルキーサマーが60㎝角で植えられている。まだ成長は余りしていない。ここは不耕起でコロガシだけで耕作している。
6番田んぼ。一週間遅れて、1月13日に田植えをした。6週経過した。本来11葉期でも良いのだが、現状は9葉期ぐらい。少し生育は遅れたが、やはり、それなりに寒かったのかも知れない。しかし、これくらいの速度の生育の方が、良いと思う。
このところ活着し、生育に勢いが出てきたので、これから良くなるだろう。追肥も入れた方が良いかもしれない。
7番田んぼ。一番生育が遅れている田んぼ。一番新しい田んぼなので、まだ田んぼの土とは言えない。水持ちもわるい。井戸からの水を2,3日に1回は入れている。それでも何とか生育してきてくれたので、このまま行けばどうにかなるだろう。