第172 水彩画 日曜展示
第172 水彩画 日曜展示
中判全紙 今回は「のぼたん農園」を描いたものを並べた。 まえに一度展示した絵は前の番号で出している。そのあと少し手を入れた。
309「草の海1」
2023.7
310「草の海2」
292「崎枝の耕地」
2023.6
311「緑の海3」
2023.7
992「のぼたん農園」
2022.12
293「のぼたん農園」
2023.6
今週もなかなか絵が描けなかった。それでものぼたん農園の絵が少し進んできた気がしている。最初の309番の絵にまで来たという感じがある。草の海と、本当の海が逆さなってゆく。絵を描いたような気がする。絵を描くのと写生するの違いかもしれない。絵を描く感覚は、自分の線が引けている感じかもしれない。自分の意思が入った線で描く。
写生の絵を説明すれば、自分の世界を求めず、眼に見えている状態をどう自分の絵という体裁の中へ、取り込もうかという事が絵を描くことになる。自分の体裁の絵とは、自分が良いと思う絵の体裁に合わせるという事だ。絵を創造するのではなく、すでにある絵の範囲で描くという事になる。
「私絵画」の描くという事は、見えていることはあくまで参考である。糸口に目の前の風景を使うだけだ。見えている糸口から手繰り寄せながら、自分の世界観が現れてくるまで描く。それは絵として良いとか、悪いとかいう事にむかうわけではない。描いたものが自分の中の何かを探り当てればそれでいいことになる。