ドコモ電話料金の値下げ
タブレットの通信料が下がるらしい。携帯電話を始めて以来、ドコモと契約してきた。長くなった関係である。菅元総務大臣の第一の要請で通話料の値下げが決められた。NTTとしては一番の株主である国から言われたことである。逆らうことなど出来ずに、先頭を切った。
主の言うことが聞けないのかと言うことで、NTTとしては子会社化したドコモの料金を値下げした。真っ先に飛び込まざる得なかったのだろう。これは危険な賭でもある。この後他のソフトバンクやauも値下げするのだろう。問題点については後半で書く。
新しいプランはahamoというらしい。ネット申し込みで、ネットでのホローのみとなるらしい。1か月2980円になる。今より安くなるらしい。正直今ドコモにいくら払っているのかがよく分からない。割引の様々が重なっているドコモの顧客ジャンルで言うところのクソ野郎だから仕方がない。
ahamoでかえって良さそうなのは、すべてネットで契約をすると言うところだ。分かるまで調べることが出来る。明文化されているから、まず間違うことは無い。読み間違えや理解力不足は自己責任と言うことになる。催眠商法では無くなる点が良い。いつも長時間の説明で頭がボーとしたところでおかしなことになる。なるほど菅政権ご推薦の自助努力だ。
早速もうahamoエントリーというのをした。しかし、どうもこれがよく分からない始まりだった。ドコモのホームページにチャットの質問があったので、ここで根掘り葉掘り聞いてみた。結論から言えば、まだ現段階では申し込むことはできないと言われた。3月に入るとahamoの詳細が出てくるので、その時に申し込んでくださいというのだ。
それならアハモのエントリーとは何なのだろう。エントリーだけして、やっぱり止めたと無視しても良いという意味になるのだろうか。予約だとすると、キャンセルに対するペナルティーは無いのか。どこかに書いてあったのかなぁー。
いずれにしても今の電話を解約しなければいけないのか。アハモと契約だけすれば良いのか。この辺がよく分からないところだった。チャットでもそう聞いたのだが、3月まで待つと詳細が出ると言うことだった。それならばエントリーはその辺分からないまましろと言うことになる。分からなかったのだから、キャンセルも仕方がない。
安くなるのは悪いことではないが、政府が権力で安価な料金を押しつけることではどこかがおかしなことが起こるはずだ。不人気菅政権としては必死のところだ。考えるべきは、なぜ世界水準より日本の電話代が高いかである。これには当然原因がある。
日本の電話会社があこぎで、結託して高値を維持しているわけでは無い。簡単に言えば、日本のIT化が遅れているからである。IT網の社会インフラの整備にこれからお金がかかると言うことだ。IT網の整備は企業任せのようだ。果たしてそれでいいのだろうか。5Gインフラを整えるためには費用が必要になる。日本の電話会社の開発力が低下していることも原因である。
能力が下がっているところへ、料金の値下げだけを押しつければ、開発力やインフラ整備がさらに低下するだろうことは想像できる。日本の通信会社は世界の趨勢からさらに遅れることになる。社会が新しい分野に挑戦する能力が低下しているから、電話料金も高くなるのだ。
何しろ世界はすでに5Gの次の6Gを始めていると書いてある。何のことかは理解できないが。こういうことが米中経済戦争なのだろう。もう日本は勝負に加わることも出来なくなっている。韓国とか、台湾はこう言う点では頑張っているのでは無いだろうか。台湾はバスの中でもWi-Fiが出来た。又これは意味が違うのだろう。
政府は国民総背番号が出来ない。政府が信頼されていないからだ。一応民主主義国家だから、政府が背番号の強制は出来ない。マイナンバーカードはお得ですよ、とまるでドコモカードのような姿勢である。さらに胡散臭くなる。付加価値で惹きつける以外にマイナンバーカードを普及できない。
本来であれば、国が信頼されるシステム作りが大前提である。国でさえデーターの悪用は出来ないシステムですと言うことを国民に示せばすむことである。ところが国は国民が嫌うような利用法を考えているから、説明が出来ない。国はデーターを国の都合で利用しようと考えている。管理国家に進むと言うことである。
日本国民はこのことをうすうす感じているから、簡単にはマイナンバーカードを利用しないのだ。マイナンバーはお得ですよどころか、特に金持ちには税金のことで不安が増すものだろう。ポイント還元くらいでは元が取れないと思っているはずだ。
税金のごまかしが一切出来なくなるのが嫌なのだ。資産のタックスヘイブンはばれる。仮想通貨のロンダリングも出来ない。隠し資産は出来なくなる。病歴を利用されるのも嫌だ。犯罪歴が隠せないのはさらに嫌だ。聖人以外の普通の人には後ろめたいところはあるものだ。私は何を隠したいのだろうか。まだ、マイナンバーカードはやっていない。
4Gから5Gに変わるといわれている。アハモでも5Gを加えると別料金になるらしい。仕組みは分からないが、大容量の高速通信になると言うことらしい。テレビを電話回線で見ても普通に見れるようになると言うことだろうか。しかし、石垣島には当分無いだろう。
データーの高速化は離島生活ではありがたいことになる。しかし、5Gはまだまだだろう。アトリエカーの中にいるときでも、家でWi-Fiを使うときと同じであれば、便利である。4Gのままだとしても20GB使えればかなり使える。今私は3GBしか使わない。
5Gの特徴としては「高速・大容量」「低遅延・高信頼」「同時多数接続」の3つと書かれている。現在使われている4G LTEとの比較では、通信速度は100倍速くなり、遅延が1/10に抑えられ、10倍の数の機器に接続可能となるそうだ。
5Gで行う自動翻訳機能は同時通訳と同レベルになる。外国語という障害がなくなる。これは台湾に行くときに特に嬉しい。外国語が相当に苦手なのだ。商品はレジが無くそのまま持ち出せばお金を払えることになる。電車やバスもそのまま乗り降りできる。台湾でも出来れば、言うこと無い。
もちろん自動運転も5Gが出来て始めて可能になる。ホログラムで人と会うことになる。遠隔勤務も地方での仕事も楽になることだろう。高度医療もどこにいても受けられることになる。場所という制約がかなり取り除かれることになる。
しかし、こうした5Gの普及された社会になるためには社会インフラがとてつもなく必要になる。こうしたインフラを早く整えられるかどうかが、国の経済力の基盤として需要になる。電話会社が経営が厳しくなって大丈夫だろうか。
電話料金の値下げをすることで、ITインフラがさらに送れて問題化すると言うことになる。2025年が5G普及の目標らしい。これが一年遅れると言うことは電話料金が安くなるどころでは無い、不利益になる。このあたりに、日本社会が対応できているのだろうか怪しいものである。