電通と統一教会と自民党

   



 電通と統一教会とアベ内閣は腐れ縁で密接に繋がっていた。さすがにこの事実を否定する人は居ないだろう。政治とはそんなものだと思う人はかなり居るように思うが、この曖昧さが日本をだめにしている。政治に対する正義感の希薄さが日本の社会を無気力にしている。

 電通と統一教会と腐れ縁の安倍晋三を国葬にしたのだから、気持ちが悪くて、居心地がの悪さが未だに拭えない。吉田茂のしたたかさで日本の占領下をしのいだ有能さとはまるで違う。まさに日本拝金主義の象徴がアベである。拝金主義と右翼は実は隣り合わせなのだ。拝金主義にはイデオロギーがないから、そこで右翼を語るにすぎない。

 桜の会の招待騒動が、まさに安倍晋三の本質であり、実際の姿である。地元の後援会集団を、新宿行御苑に招待する。そこには芸能人を中心に著名人を集めておく。芸能人の方は紅白に出たのと同じで、桜の会に呼ばれるようになったということで、鼻高々だったのだろう。あの写真に写ってはしゃいでいる芸能人を思い出してみるといい。

 もちろん招待されたのに出なければ出ないで、要注意人物に指定を受ける可能性がある。もちろん地元でも同じである。桜の会に行かなければ、村はずれにされかねない。日本のしがらみを桜の会に持ち込んだのが安倍晋三だ。こういうことにも電通など絡んでいるのかもしれない。

 オリンピック汚職は予想されたとおりで、さすがにオリンピックの経済効果がこんな形で変な方向に吹き出た。コロナですら金儲けの種にする連中なのだから、国のやることには何でもかんでも、絡んで金儲けしようという、電通という政商。選挙を請け負うところから、自民党に絡みついている。

 統一教会も同じことだ。議員秘書を派遣するという所など痒いところに手が届く。いや痛いところを抑えている。統一教会では選挙の専門家を養成しているのだろう。選挙で助けてもって当選できれば、もう足が抜けない。反社組織統一教会という泥沼。

 反日組織である事ぐらい、国会議員になろうという人間が、知らないはずがない。毒食らうなら皿までである。ある意味アベ派の踏み絵だったのかも知れない。この毒で連帯していたのかも知れない。肝心要の安倍と統一教会についての説明がない。死んだとはいえ、国葬議員である。説明を出来ないのであれば、国葬がおかしいと言うことになる。

 統一教会が自民党に食い込めたと言うことは、何でもありと言うことである。反日組織だって受け入れた、右翼政党自民党なのだから、心底腹が立つ。自民党支持者はそんな自民党でいいのか。それでもしょうが無い、経済のためなら何でも我慢すると言うことか。

 そもそも自民党には思想が欠落しているのだろう。さすがに、反日はまずいだろう、という声すら起きなかった自民党の政治家の腐った面々。自民党が反日政党に見えてくる。韓国で日本から集めた金で、奇妙な御殿を作っていたことを知っていたのだろうか。日本ではその御殿の御陰で、家族崩壊が起きているのだ。

 ところが、統一教会も、電通の五輪汚職も、大して岸田政権にダメージを与えていない。世界はそれどころではないと言う声が聞こえてくる。ウクライナでは戦争が起きているのだ。くだらないことでもめている間に、中国が攻めてきたらどうするのだ。こうしてそっぽに行く。

 ウクライナ戦争の悪用だ。小さなことでもめているときではない。日本の危機だ。尖閣には中国が来ている。台湾有事だ。野党には任せられないだろう。野党も確かにだめだが、悪い自民党を先ずは辞めさせる必要がある。このままでは眼がどんどんそれて行く。

 その結果、敵基地先制攻撃ミサイル基地である。完全に軍事国家日本を推進すると、岸田内閣は方向転換を示している。なぜ日本の軍事化の是非を問えないのだ。なまじの軍備は危険を増すばかりだ。アメリカ頼みで本当に安全な下
か。

 こんな状況でも、国民はなぜか仕方がないと受け入れているように見える。なまじのミサイル基地が、日本の安全を脅かすという主張は、沖縄ではいくらか出てくるが、すぐかき消される。そんな甘いことを言っているのは、中国の思うつぼだと、強硬意見が圧倒的に強い。

 確かに中国は世界中に偵察気球を飛ばして緊張を高めている。アメリカが今公表して、今打ち落としたと言うことにはきっと意味がある。もう数年前から、中国の気球は世界中に飛ばされているのだ。日本に来たときには見送った。アメリカだって、日本だって、中国を上空から監視しているのは、変わらない。

 中国はアメリカの過剰反応だと主張している。中国の上空に気球を飛ばしたらどうだろうか。打ち落とさないだろうか。熱烈歓迎してくれるのだろうか。間違いだと受け入れるはずもない。世界は急速におかしくなり始めている。どうすれば良いのだろうか。

 日本の平和主義が世界の希望だ。国際問題を平和的な手段で解決する。政府は具体的に行動すべきだ。その手段がないと考えるならば、そもそも日本国憲法を変える以外にない。少なくとも憲法を改定しない以上憲法に従って政治はやらなければならない。

 やらなければ憲法を軽視していることになる。平和的手段とは何か、国を挙げて徹底して研究すべきだろう。平和的手段の研究もせず、具体的行動を始めないで、ただ軍備の増強では、世界の希望である平和憲法の国が情けないではないか。

 日本が軍備を放棄したのは、アジア各国への謝罪なのだ。75年が過ぎたから忘れても良いと言うことでは無い。仮想敵国中国にも多大な被害を与えた、全面的な謝罪のために軍備を放棄して、謝罪をしたのだ。このことは忘れてはならない。

 日本は戦争を行い、反戦をした。この事実はすべての日本人が肝に銘じていなければならないことだ。軍国主義はもうやらないから、許してください。お願いします。と日本は宣言したのだ。それが専守防衛の背景にあることを忘れてはならない。
 統一教会と電通五輪汚職と自民党の腐敗。政治に期待ができないとは思うが、最低限自民党に投票しないことは出来る。

 

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