GOTOトラベルとGOTOイイト
GOTOトラベルとGOTOイイトは似て非なるものだ。どちらが感染リスクが高いかと言えば、明らかにイイトのほうだ。レストラン関係者には申し訳ないことだが、室内で食事をすると言うことは間違いなくリスクがある。どうしても会話をしてしまうし、室内にはウイルスが漂っている可能性がある。
徹底的に対策をされているお店の方もいる。まとめて考えては申し訳が無い。何でも一緒にいしては成らないが、沖縄県の言うところの対策をしたという店の対策が甘く見えて仕方がない。アクリルの衝立程度ではたいした効果は無い。店の換気である。ウイルス除去装置である。
どこに安全な店の認証制度を支える人員がいるのだろうか。たぶん行政にも、警察にも、そういう余裕も、知識も無いのではないだろうか。医療関係者や保健所であれば、患者対応でそれどころでは無い状況だろう。自衛隊を国家保全隊にして、そうした緊急事態すべてにあたる機関にすべきだ。
トラベルの方はトラベルのやり方次第で、感染リスクのほとんど無い旅行もあり得る。旅行に行ったにしても、人の混み合う室内に入らないで済むことはいくらでも出来る。ホテルでもレストランで食べないホテルが増えている。イイトを始めるとするなら、まず安全なレストランを徹底的に整えて、認定する制度を作る必要がある。
いままでも安全性を認定するステッカーなど無かったわけではない。しかし、実体はかなり甘い認定の仕方だったと思う。もし認定した店で感染が起きた場合は、認定した機関の責任になるくらいの真剣さで認定して貰わなければ、安心して食事など出来ない。認定書には認定した責任者の名前の記載が必要である。
良いのはテラスレストランである。外で食事をするのが良い。それなら私も食べられる。石垣島は今でも熱帯夜が続いている。レストランイナバにはテラス席があった。充分外で食事が出来る。テラス席の店もチラホラ出てきているが、行政が関与して、6時から10時までとかだけ道路を進入禁止にして、沿道のレストランが店の前にテラス席を設けることを可能にしたらどうだろうか。
こうすれば、歓楽街が楽しくなると思うのだが。沖縄県ではすでに認証している6080店舗のお店をイイトの対象にすると言うことだが、この認証制度を私は信頼していない。申請をただ受け付けたとしか思えない店がある。申し訳ないが安心して認証されたという店に入るという事ができない。ステッカーには認証した人のサインが必要である。
もう一度認証している店の再調査をして欲しい。そしてどういう観点で認証しているかを再度確認させて貰いたい。この間ウイルスは変異した。変異したウイルスは感染力が高まり、山梨方式でも突破された。換気の能力とか、ウイルス除去能力の高い集塵装置などの導入を求める必要があるのではないだろうか。
そのようなシステムは、これからの時代のレストランの必需品になるのではないだろうか。そうしたものを備えることが難しい店舗に置いては、テイクアウト方式とテラス席方式を提案してゆくことでは無いだろうか。レストラン仲間でテラス村の設営をするというのも良いかもしれない。行政はそういうことを支援すべきでは無いのだろうか。補助金よりも有効なはずだ。
コロナの時代にはコロナ対応のレストランの在り方があるはずだ。新しい時代に対応し、転換してゆくために協力することが行政の役割では無いのだろうか。それが地域おこしになる。イイトをやることは一過性のことだ。安全なレストランに転換してゆかなければ、同じことがまた起こる不安がある。
同じような意味で、一時パチンコ屋がやり玉に挙がった。しかし、これは感染リスクは少ない。マスクをしたまま黙ってやっていれば、感染リスクはかなり少ない。映画館なども同じだ。換気を徹底してウイルス除去の装置を入れておけば、感染リスクは相当に低くなる。
ではコンサートはどうかと言えば、観客が大声を出して踊り狂うようなものはやはり危険だ。静かに聞くだけのクラシックコンサートのようなものであれば、問題ない。大相撲のように観客が声を出さないことが徹底できるのであれば、スポーツの観客も大丈夫だろう。
演劇やライブハウスなども、演者の背後に向かって空気が流れるようにする必要がある。唾を飛ばして歌を歌うだろう。その唾が観客側に流れないように換気を後ろ側につよく引く必要がある。観客の後ろから空気を入れると言うことでもある。観客が叫ばないことも必要だろう。
そしてGOTOトラベルの方だが、これは私は何度か使わせて貰った。コロナの恩恵を受けたようでどこか後ろめたい気持ちがあるが、今回は止めた方が良いと思う。小田原への行き来で利用できるから、やって貰えば有り難いのだが、止めた方が良い。
トラベルの方はやらないでも、間違いなく旅行ブームになる。いままで旅行を我慢をしていた人が、このままコロナが収まれば黙っていても旅行をすることになる。石垣島ではすでに、増えてきた感じがする。必要以上の刺激策はいらない。静かに様子を見ながら、旅行が再開されてゆき、感染がさほど増えないのであれば、旅行は元の姿に戻る。
公明党が子供10万円支給を主張している。これで子供が増えるのであれば、悪くは無いが。そんなものではないだろう。子ども手当をさらに拡充するという、継続性が無ければ子供を増やす効果が出ない。教育費の大学卒業までの無償化など、子供を増やす手立ては色々あるのだろう。
子ども手当だけでは、独り者の困窮者を差別していることになりかねない。子供がいる富裕層だっている。そんな人に支給はいらない。やるならば、所得の低い人に対する一律の減税である。そもそも所得税など払っていない人が問題なのだから、消費税食料品免除が良い。
岸田さんは新しい資本主義を模索してくれるはずだったのだが、すでに所信表明演説ですら、後退している。この人の何が新しいのかまるで分からなくなってきた。あの自民党内の総裁選挙の際の発言が本音だとすると、総理大臣になる、何も言わせてもらえないようだ。急激につまらなくなった。
この見えない圧力のようなものが、日本の鵺なのだろう。高市さんの場合は鵺におべっかを使って、安倍さんを引き出した。高市さんと合同して選ばれた岸田さんはむしろ、鵺に取り込まれてしまったのかもしれない。やっぱり自民党では鵺がいつも出てくる。
やはり、自民党政権が選挙で負けるほか無い。そうすれば、自民党の鵺もおとなしくなるだろう。自民党すべてがダメとは思わない。本当に日本のことを考えてくれている人もいるに違いない。しかし、そういう人が総裁には成れない。鵺に従うと表明しなければ総裁には成れない。
今度の総選挙では、自民党と公明党意外に投票すべきだ。石垣島であれば金城氏である。間違っても西銘氏に投票しては成らない。それにしても何故こんな人を岸田さんは沖縄担当大臣にしたのだろう。政治資金でガールズバー接待である。感染はしなかったのだろうか。