石垣島田んぼ田植え終わる。

   


田植えが終わって、ポンプで水をあげ、帰るときの田んぼ。

2日目の夕方の田んぼ、ポンプで川から水を入れて、すこしづつ水位を上げている。

 8月1日、シーラ原田んぼ1反4畝の田んぼの、田植えが終わった。2ヶ月前から準備をして、田植えが終わるところまできた。田植えにはおおよそ30人ぐらいの人が参加をした。朝9時から田植えを始め。午後2時くらいに田植えは終わった。

  よく短期間に30人もの人が関わる田んぼの準備が進んだと思う。石垣島には、潜在的に食糧自給に興味のある人が居たと言うことだと思う。それは日本中どこでも同じだと思う。是非こうした食糧自給活動が、日本全国で広がることを願っている。

 今朝、足が痛い、腰が痛い。そういうことは全くない。いつもと同じ身体の様子である。まだ半日程度の田植えなら、身体はついて行けるようだ。石垣島で田植えをやるとは、考えていなかったので大変なことになったという思いはある。

 雨が降るという天気予報だったのだが、ついに少しも降らなかった。水はついに少しも来ない。田植えをしているのに、お願いしても水をくれない、石垣島ではこういうこともあると考えておかなければならないのか。一体どうなっているのだろうかと思う。

 仕方がないので、川から電動ポンプで水をあげてしのいだ。それでも水は川には水が少ししかないので、田んぼ全体に広がるまでには至らなかった。田植えをして水が無いという事態はまったく初めてのことである。やはり、私たちの耕作が変則的だから、こういう結果になったのだろうかといろいろに想像している。

 もしかしたら、いや、たぶん。余り歓迎されていないと言うことかもしれない。よくあることではある。この先もこういう状態が続くのであれば、田んぼは不可能と言うことになる。それはそれで受け入れるほかないと思っている。

 苗は背丈は伸びたのだが、軟弱な感じだ。水も来ないし、この後がどうなるのか少し心配なことである。見えないところ色々摩擦があるのかもしれない。今までに無いことをやろうと言うばあい、そうすんなりとは行かないのも仕方がないのかもしれない。

田植え前の田んぼ。

 手で植える田植えは大半の人が初めてのことだったと思うが、小田原の農の会の田植えと大きくは変わらなかった。水が全くない田植えは手が泥だらけで、大変だったと思う。石垣島の田んぼは粘土質が強く、手に粘り着くような土だ。

 手についた泥を洗うことも出来ないので、苗の葉が泥だらけになってしまう。泥だらけのままでは良くない。乾いてきて苗を干からびさせようとしている。葉が重くなって田面に倒れているものもかなりある。今日も水をポンプアップしながら、手直しを進めるほか無い。

 ジャンボタニシは倒れた苗は食べてしまう。だから、苗が立ち上がるまでは食害があるはずである。ジャンボタニシ拾いを2,3日はしなくてはダメだと思う。苗が活着するまではできるだけ拾ってみる。苗床などでは苗が大きくなってからは食害は無かった。

 試しにジャンボタニシが沢山居る中に事前に植えて、様子を見た2本の株は、3日目に倒されて食べられてしまった。すぐやられたわけでもないので、最初が肝心かと思う。ここで拾って歩けば、何とかなると見ている。

 天気予報では今日も雨と言うことになっている。是非雨が降って貰わないと困る。雨乞いをしたい気分だが、どうなることだろうか。10日間天気予報では、雨が続くようだ。雨が水が来ないという危機を救ってくれるかもしれない。

 

 - 「ちいさな田んぼのイネづくり」