水彩画制作過程 2
先日制作過程が参考になったので、続けてもう一枚やってみた。制作の進め方が、その都度どう変化しているのかに興味があった。紙を変えてみた。ファブリアーノの荒目である。描き味が大分違うので、描き方がどう変わるのか。
場所は名蔵湾沿いの田んぼの獅子の森のすぐした。この松の上は牧場である。ときどき牛の鳴き声が聞こえてくる。この日は荒れた天気だった。
2020.12.30 8時30分から11時まで描いた。この日は風速20メートルを超える強風が吹き付けていた。アトリエカーが田んぼ脇で転がるのではないかと言う状態だった。船の上で描いているようにゆれていた。線が引きにくいほどだった。
場所の写真は次に行ったときのものだ。
危ないので、ここで一日目は終わりにした。もう少し描き続けたいところだった。特に手前は別扱いで描きたいと思っていたのだが、ここで、切れるように終わりにした。いつもは描けることは全部描いて終わる。
描く手順は大きくは違わないようだ。ただ一日目に最初に描いた松が、そのまま描かないで残っている。こういうことが起こることは良くある。余り良いこととは思っていない。部分が進みすぎる描き方は余りいいとは思わない。
12月31日8時30分から11時まで描いた。この絵はここで止めて、場所を変えてこの日は描いた。この少し上にとても良い場所がある。しばらくそこを描きたいと思っている。
15時に撮影したもの。11時から4時間経過して絵が少し変化している。ほとんど変わらないが、がわずか変化する。水彩画は描いてからしばらくすると落ち着く。落ち着く状態を予測して描いている。隠れている部分で、浮き上がるところもある。
大きく調子が崩れる絵もある。もう一度一週間ほどして調整することになる。一週間してから撮影してみる。10日の日曜展示に出すことにしよう。前の絵と合わせて、展示する。