4月の自給作業

   

苗床になる3番田んぼのからし菜。

4月には田んぼが始まる。欠ノ上公民館の桜はすでに花吹雪である。種籾は川のなかで発芽に備えている。春分の日に籾洗いをした。昨日の水温が10,4度だった。今日で11日目である。予測では7日辺りに種籾は鳩胸状態になるだろう。鳩胸を過ぎた頃に冷蔵庫に保存をする。寒さを味わってもらう。7日が舟原の水路掃除。これで舟原田んぼは水にはいつでも入れることができるようになる。苗代を14日に作る。苗代の代掻きの準備をしなければならない。丁寧なアラオコシを何度か行う。今菜の花が咲いている。ここが日当りも良い。菜の花の様子では土壌の様子はまずまずのようだ。他の田んぼより菜の花は茂っている。菜の花が出てからそばかすを撒いてもいる。この田んぼは水の取り入れの都合が良い。アラオコシをやっている間に、畔も秋に切った部分を積み直して置かなければならない。そしてできれば、ここで水を入れ始める。そして14日に代掻きが出来るようにしておかなければならない。

4田んぼから、3番を見上げてその角度のまま、桜である。この日には欠ノ上田んぼの水路の泥上げも行う。苗代をやる3番の田んぼの畔の直しも行い、水漏れを無くしておく。田んぼにそばかすも撒く。黄色くなっていない田んぼは、大麦を蒔いた田んぼである。大麦は今年もよくできなかった。苗代の下の田んぼは、稲刈り後雨でぬかっていて、耕運も出来ず、緑肥を蒔けなかった。その為か、レンゲが自然に再生してきている。どの程度広がるのか楽しみにしている。久野の田んぼでレンゲが自然に再生したことはなかった。出てもところどころ程度である。ところがここ数年少しづつ再生するようになった。理由は2つ考えられる。温暖化。冬の寒さ。こうした気候の変化がある。そして何となく期待している側面が、土壌が良くなってきたため。微生物の活動が盛んになり、地温が高くなった可能性も考えられる。

一番下の光っている田んぼが冬季湛水。上の黄色い筋になっている田んぼが苗代になる3番田んぼ。

欠ノ上のタマネギの様子、生育は遅れているが、徐々に回復してきている。私の部分が比較的よいのは、そばかすコーティングが追肥にもなったからではなかろうか。

タマネギの間には、スギナとそばの芽である。そば糠コーチングした結果である。

今年の畑には長ネギが沢山ある。毎日食べているのだが、食べきれないほどある。まだネギ坊主が出てこない。有難い食べ物だった。長く食べたといえば、今年の冬は充実していた。みかんは11月から、4月まで食べ続けた。皮ごとジュ―スだ。特別な保存をしたわけではないが、まだ食べることができる。半年も保存できたという事になる。大根も11月から今まで5か月食べ続けた。さすがに芯が入ってきたが、食べれる部分をまだ食べている。こかぶも同じだ。食べきれなかった小松菜が今花を咲かせている。つぼみ菜としてつぼみを食べている。そして今畑にあるものは、ニンニク。タマネギ。ジャガイモ。ソラマメ。そして小麦。家の方の畑の小麦は予想外に出来が良い。出来は良いが、たぶん獣かハトにやられる可能性がある。畑の場所が何しろ悪い。毎日何かしら出没している。その時は仕方がないと思っている。

麦の会の麦畑。何故か一部生育しなかった場所がある。理由はあるはずなのだが、どう考えてもよく分からない。

畑も整備をして種まきを始める。YR緑優のキャベツはすこし力を入れてみようと考えている。少しづつの野菜は諏訪の原の圃場でみんなで作る。家の畑は大根、小松菜、ニンジン、インゲン、トオモロコシ。これを少しづつ作る。8日は諏訪の原圃場の始まりになる。すでにジャガイモは芽が出てきている。サツマイモもまた少しは作るつもりだ。畑もいろいろあるのだが、もう一度甲府盆地に絵を描きにゆく。

 

 

 

 

 - 自給